5月6日の読了

「オートバイの旅は、いつもすこし寂しい。/ 斎藤 純さん」読了。
雑誌「BMW BIKES」にて「モノクロームの記憶」と題して連載していたツーリング・エッセイ(2001~2004)をまとめて出版されたもの。

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ミステリー小説とは別に趣味のオートバイに関するエッセイを雑誌「Out Rider」を中心に書かれていましたが、バイクをBMWに乗り換えられていたときの本で16年寝かせたもの。
出版されている斎藤さんの本は9割がた購入していると思うが、今回は悪い癖(主題とは直接関係のない私見を展開)がかなり強く出ていた。とはいえ、久しぶりに読むツーリングエッセイからは何とも言えない旅情を感じました。
最近小説は出版されていないようですが、故郷岩手のタウン誌編集・経営、美術館の芸術監督・・・とお忙しくされているかたわら、文章の執筆自体は続けられているようです。
ちなみに帯を「エスケープ・トレイン」の熊谷達也さんが書かれていたのはうれしい偶然でした。